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水性インキ

水性インキ

水溶性樹脂をビヒクルとしたインキ。光沢や他の物性などを付与するため、エマルションやコロイド溶液を併用することもあります。溶剤は水が主体で、エタノールやイソプロピルアルコールなどを印刷適性の向上、乾燥性の調整などのために併用することが多いです。紙を被印刷体とするグラビア印刷・フレキソ印刷分野では水性インキの実用化が拡大しています。フィルムを被印刷物とする軟包装分野でも実用化が始まりました。グラビア印刷では希釈溶剤として水/アルコールの混合溶剤が一般的であり、その場合のインキは、消防法危険物第4類(水溶性液体)の規制を受けています。また、製品のインキでもアルコールの含有量が約5%を超えると上記と同様の危険物となります。

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