GUIDE
温度を検知して変色するインキで、示温材料として示温顔料が使用されます。これには、温度が戻ると元の色に戻る可逆性タイプと、温度が戻っても色が復元しない不可逆性タイプの二種類があります。発色原理には、固相反応,熱分解,脱水,電子供与体と受容体間の電子授受,結晶構造の変化などが利用されています。示温機能を活用した例としては、PET容器のビールの冷え具合を示す「飲み頃サイン」があります。