GUIDE
インクジェット方式の一つで、インク液滴を吐出させる手段として膜沸騰現象を利用する方式です。インク流路内のノズル近傍にヒーターボードと呼ばれる抵抗発熱体を設け、約50kHz前後の周波数の電流を選択的に流します。この電流が流れるとヒーターボード表面が瞬間的に約300℃に昇温し、接しているインクが膜沸騰して小気泡が発生します。気泡の容積分のインク滴がノズルから押し出され、用紙に飛翔して着弾しドットを形成します。