合成紙用インキ

合成樹脂ベースの合成紙に印刷する際には、特に注意が必要です。合成紙はインキの浸透がほとんどなく平滑であるため、裏移りやブロッキングが起こりやすくなります。これを防ぐためには、以下のポイントを考慮してインキを選びます。

1.アルキッド樹脂量を多くする: インキの粘度を調整し、紙の表面にインキが定着しやすくします。
2.溶剤の使用を最小限に抑える: 溶剤の使用を控えることでインキの乾燥速度を調整し、裏移りを防ぎます。
3.耐候性の高い顔料を使用する: 屋外で使用される場合には耐候性の高い顔料を用いて、長期間の色褪せを防ぎます。